【ゲーム哲学】「ゲームの面白さ」の2つの要素について
ゲーマーが最も困る質問は
「なんか面白いゲーム教えて」である。
一口に「面白いゲーム」といっても様々である。例えば、テトリスで4列同時消しをした時の快感とFF9で「ひとりじゃない」が流れたときの感動はどちらもゲームとして括ればどちらも「面白い」だろう。リズム天国でパーフェクトを取った時は思わずガッツポーズしたし、仲間とスマブラで熱くなるのもヤギ(?)を走らせるのも等しく「ゲーム」である。(ゲームのチョイスがだいぶ偏っているがそこは筆者の趣味なので触れないでいただきたい。)
あるゲームの面白さを評価するにあたってまず確認したいのは、そのゲームが「スポーツ的ゲーム」なのか「芸術的ゲーム」なのかということである。
スポーツ的ゲームはeスポーツと呼ばれるFPSや格ゲーはもちろん、「シューティング」や「音ゲー」などスコアを稼ぐことを目的としたゲームや「モンスターハンター」などの「ハック&スラッシュ」もここに含まれる。
『「目標」に向け「努力」し「勝利」する』
を軸としたゲームであり、世間的に「ゲーム」といえばこちらのイメージが強い。
芸術的ゲームというと仰々しいが、例えば「RPG」や「アドベンチャー」など「ストーーリー」や「メッセージ性」を重視するゲームのことを指す。文学や映画に近く「感動」や「教養」、「考察」などを得ることができる。
今年の「The Game Awards 2019」にノミネートされたゲームの中では「デス・ストランディング」がこれに当たる。
「面白いゲーム」を聞かれたらまずは「スポーツ的ゲーム」と「芸術的ゲーム」のどちらがやりたいか尋ねるといい。そうすれば相手に満足してもらえるゲームをおすすめできるだろう。